本日、高2生の保護者対象:進路説明会が終了しました。
八幡浜みなっとにある「みなと交流館」での実施でしたが、さすがに人が多い。
車がなかなか停められなかったようです。
いつものように基本、受験や大学進学にかかるお金の話が中心でしたが、

・実は国立大はそれほど安くない
・私立は、授業料免除や補助金を使えば、実質無料で行けるところもある
・大学院進学率の平均値は意味がなく、実際は、旧帝レベルと地方国公立では進学に格段の差がある。

こういった話をデータを元に話をさせて頂きました。

理科大の支部長(某学校の先生ですが)お子様が2人、大学院まで進まれて、
1人は理科大、もう1人は、国立に行ったらしいのですが、かかった費用6年間分、
全て記入されていて、結果、理科大の方がはるかに安かったと以前、県の会議で話をされていましたが、
これはよくある話です。
また大学院に関しては、お金が「実質返ってきたり」することもあります。

(支部長は学校の先生ですので)授業料は、プロパの可能性が大ですが、それでもトータルだと安い
というのが意外と知られていない事実でしょう。(もちろん大学、大学院での成績は必要です。)
(※これは大学のもっているお金の問題、研究室の資金の問題も大です。しかし今は国立大だけに
国のお金が入るわけではなく(一覧があります。)有名私立だと国公立以上に補助金が出ている
大学も多々あります。)

何にせよ大学は、勉強をしに行くところであって合格そのものに意味があるわけではないと
いう話も
させて頂きました。
ただし私立は、間違うと「お客様」になる可能性大です。
変な大学を選択すると高い買い物になります。
シビアに学校を判断しなければなりません。

また今の大学院は、以前のように「教授の引き」で進学ということがありません。
基本「院試」を受けます。
そのため院試に強い学校を選ぶということもポイントになります。
(基本、旧帝、出来れば、本州の旧帝+東工大、筑波、一橋がベスト)

文系は、ほぼ学部で終了しますので、資格系(公務員、教員、医療等)か、民間系かで進む大学が
大きく変わります。関関同立・早慶上智・MARCHなどは、企業からは非常に高評価です。
(ちなみに関西圏では、最近伸びているのは近畿大学ですね。)
逆に資格系や公務員などなら地方国立の方がその地元に特化して色々と指導してくれるので有利なこともあります。
将来をしっかりと考えて大学を選ばないといけません。

次回は12月に、高1生の保護者対象:文理選択説明会を実施します。

割と意味もなく理系を選ぶ生徒が多いのですが(給料は理系の方が高いとか就職が有利とかという理由です。)
実態をしっかりと確認すると、実は、上記の給料にしても就職にしても(就職に関しては3年前は文系有利
になりました。)それほど変わりません。それよりも、何をしたいか?ということの方が大切です。
しっかりと考えて選択して欲しいと思います。