朝日新聞についに出てしましましたか・・・

(変わる大学入試2020)eポートフォリオ、合否判定に 生徒が学習や課外活動を記録し電子化

昨日の八幡浜校での保護者セミナーでも、最後はこの話になりました。
全部で8項目あります。この内容に関しては、ごく一部の教育関係者には知れ渡っていますが、多くの方は、まだご存じない状況です。

JAPAN e-Portfolio

上記のようにベネッセが行っています。(監修は、関西学院大学の教授です。)
今年6月には、私学の先生方々を集めての説明会がありました。

現在、学校での頭の痛い問題です。

主体的学びの促進ということで、始めるわけですが、その主体的学びの中には、探究学習や、課外活動など早い話、生徒たちの日常の学習全てがほぼ網羅されています。それを個人で入力し(基本、本人が入力。IDの再発行権は校長のみ。)それを受験と入社に資料として提出するというものです。
探究学習では、理系、文系ともある程度のケーススタディ示されていますが、これを教師に求めるのは酷です。
そもそも先生(ティーチャー)は、研究者ではないはずです。しかも教育学部で探究に耐えうる研究が学生時代にしていたか?ということもあります。大学の初年度から、教育実習という名目で、(ある意味)こき使われ、あとは教員採用試験の(つまりは、受験の)勉強をする学部です。

そうなると探究学習には、大学の力が必要になりますが、そもそも大学は、県庁所在地くらいにしかありません。
田舎の学校だと、SGHとかSSHに認定されれば、予算もついて呼べるでしょうが、かなり地域格差が大きくなるのは自明です。

ちなみに私立高校な中には、既に東京、大阪から教授を呼んでの授業などを行っている学校もあります。

学校関係者と話をして今、一番の問題は、ともかくこれをどうするか?特に探究ですね。
部活は、全国レベルでないとあまり得点になりそうにないので、今後、縮小するかもしれません。
その上で、ボランティアとか大学の特別授業などに参加する(せざる)ことになっていく可能性もあります。

次回は、この新聞報道の内容を確認した上で、もう少し詳しくお話しをさせて頂きます。