「あと1点でした・・・」と、生徒が入りながら言ってきました。
英検準1級です。

開進スクールでは、英検の目標級を今まで以上に引き上げ、高校卒業までに準1級としています。
しかし英検準1級は、非常に難易度の高い問題が出ますので、それほど多くの生徒がチャレンジ
出来るものではありません。それで初年度である今年は、「準1クラブ」という名で、仲村先生が、
特訓していたのですが、残念・・あと1点というところで及ばずでした。

準1クラブの英語は、新聞を使ったり、雑誌を使ったりと非常にユニーク?な指導をしています。
過去問や問題集も解くのですが、90分の授業では、殆どが英文読解。あとは、毎日、LINEで、
英語の質問に英語で答える、もしくは英語で誰かに質問するというようなことをやっています。

あと1点・・その原因は、語彙力です。

英語を話せるからこその落とし穴だったりします。

よく言われる「中学生の内容・文法・単語が分かれば十分話せる」ということは、ある意味、
事実だろうと思いますが、日本において社会の様々な場面でそのようなレベルだと相手されない
はずです。それなりの言葉を知っておくことは、当たり前です。

昨日、日本語教室で出会った生徒(実際は、ALTの方々)も、日本語での会話は問題ありません。
しかし、授業では、こまかい「助詞」の使い方とか、漢字の読みなどを勉強してました。
つまり、より流暢に、より日本人とのコミュニケーションを円滑に行うことを目標に学習していたのです。
ネイティブになるわけではないでしょうが、相手に甘えたままのコミュニケーションでは、大人の関係を
結べないでしょう。エイヤ!で言葉を発し、まずはコミュニケーションを取ろうとすることがスタートですが
そのスタートに立っただけで満足している人が多いのも日本独特の「気分」ではないかと思います。

圧倒的に語彙力が増える準1級。現実、学校の英語教師もあまり持っていないようなレベル。
あと1点・・。善戦でした。

しかし、仲村先生からは・・

このままだと、いつまで経っても、あと1点・・となるよ!

との言葉。その1点が、いつまでも「1点」のまま残る人がどれだけ多いことか・・。

次回、その1点の壁をぶち破って欲しいものです。