15日付けで県立高等学校の令和3年度募集定員が発表されました。
教育委員会のページで見つけられなったので、愛媛新聞のサイトを紹介しておきます。

https://www.ehime-np.co.jp/article/news202010160037

愛媛新聞からの記事では、

全日制高校は伊予普通科を40人減員。
分校化する三間と津島は定員を据え置き。
(三瓶高も同様に据え置きです。)

全日制志願者数は7836人(前年度実績比194人減)、競争倍率は0・86倍(0・01ポイント減)の見込み。

とあります。
競争倍率が1倍を切っているのは、もはや異常事態とも言えますが、
全員が合格出来るわけではありません。
しかも普通科ですと、大学入試がその後、待っています。
大学入試は、本年度は、コロナ禍の影響で地元志向が高いようですが、
概ね、競争倍率3倍というのが大学受験では当たり前です。
高校入試は、合格させるための試験になりつつありますが、大学入試は、落とすためのテストです。
多くの生徒を指導させて頂いている中で気付いたのは、高校入試の時点で「自分は選ばれる立場」だと
強く認識して受験勉強に邁進した生徒の方が、大学受験もうまくいっているということです。

高校入試と大学受験はまったくレベルが異なりますが、受験の心得や勉強の態度を養成するには、
良い機会です。何となく「入試に出る問題」だけを解いて、パターン暗記して高校に合格しても、
大学受験では通用しません。

中3生には、この時点で既に「大学入試」へと向かっての勉強をしてもらいたいと思います。